「ラーメン二郎にまなぶ経営学」牧田幸裕

 どうも、いよりです。
 ラーメンは鶏ガラ醤油派です。

 ぶっちゃけ、ラーメン二郎って食べたことないのですよ。噂には聞くけど。1人で行くのもアレだし。そんなに大食いに自信があるわけでもないし。
 まぁ、でも、どんなものか知りたいよねー、と思っていた矢先、ふらっと立ち寄った早稲田の古書店にて偶然こんな本を見かけたので、読んでみることにしました。

 この本を貫くテーマは唯1つ。「なぜ二郎は、ここまで人気があるのだろうか?」
 この命題に関して、経営学的な視点から様々な分析がなされていく。そもそも「ラーメンという食べ物に最適な業界モデル」から始まり、二郎が製品の差別化に成功している理由、絞り込まれたターゲット、リピーター率、その他色々な二郎の魅力が伝わってくる・・・。
 具体例を通じて、簡単な言葉で経営学が齧れるところが素晴らしい。こう、「勉強するために読む」のではなく、自然と惹き込まれる感じ。

 実際に何かを経営するつもりは今のところないけれども、経営学ってちょっと興味あるんですよ。
 経営学とかマーケティングとかって、そこにお金のやりとりが発生するから俗っぽいものになってしまうけれども、要するに「魅力」についての学問でしょう。
 人はどのようなものに魅力を感じるか? という命題は、結構深い意味がある気がします。何となく。

いより
 

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「権利のための闘争」イェーリング

権利のための闘争
(題辞ーー闘争において汝の権利=法を見出せ)

「権利=法の目標は平和であり、そのための手段は闘争である」
 ・・・闘争は権利=法の本質である。何故なら全ての権利=法は闘い取られたものであるから

「自分の権利が侵されるということは、自分の人格までもが侵されるということを意味する」
 ・・・少額の利益のために膨大な費用をかけてでも訴訟する、盗んだ物を返せばそれでいいとはならない

「権利のための闘争は、権利者の自分自身に対する義務である」
 ・・・人間は肉体的のみならず倫理的なものとして生存する、人間は自らの生存条件に対する攻撃を跳ね返す義務がある(権利によって抽象的に保障されているだけでは不十分であって、権利主体がそれを具体的に主張することが必要)

「権利の主張は国家共同体に対する義務である」
 ・・・法規範に実行を伴わせる必要がある。法律が適切に防衛されなければ正直者が馬鹿を見ることになる、無法状態を放っておくことは「裏切り」である

→「権利者は自分の権利を守ることによって同時に法を守り、法律を守ることによって同時に国家共同体の不可欠の秩序を守る」、自己の権利を主張するということは気高いこと

→→権利=法の理念をもっぱら理念そのもののために実現することが国家の最も神聖な義務であり、かつ、国家の利益となる

 法的に権利を侵害されたならば恐れずに主張するべきである、何故ならそれが自分のみならず法全体、国家共同体全体の為になるから。また、現代の法の中で権利=法の理念を実現していないもの(=人々に不公正を押し付けているもの)は闘争によって改正されていくべきである。

 何が正しいか・正しくないかは自分で判断して、正しい規則への違反や正しくない規則に対しては積極的に闘争してゆこう、という話だと思った。
 自分の権利感覚を研ぎすましておくことが、社会全体のためになるんですよね。
 実際に実行するのは難しいかも知れないけれど、「バカを見ている正直者」が読むと頭の中がスッキリする、そんな本。

いより

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トーキア(Токио)でロシア料理を

Здравствуйте! Я Иери. (こんにちは、いよりです。)
東京都23区のロシア料理屋さんリストを頂いたので、自分用メモも兼ねてまとめてみました!
(情報は2011年10月12日現在)

<渋谷>
渋谷ロゴスキープラザ店
 ・・・東急プラザ9F。日本人向けの味。公式サイトはこちら。ぐるなびにクーポンあり

<新宿>
スンガリー新宿東口本店
スンガリー新宿西口
 ・・・上記2軒、加藤登紀子が経営されているお店。公式サイトはこちら。お台場のヴィーナスフォートにもお店がある。もともと亡命ロシア人を助ける為に始められたお店らしい。格好良い!

マトリョーシカ マルイ 新宿店
マトリョーシカ 新宿ミロード店
 ・・・上記2軒、ピロシキが有名なお店。公式サイトはこちら(クーポンあり)。恵比寿、上野にもお店がある。

チャイカ
 ・・・高田馬場。ピロシキが有名。ぐるなびにクーポンあり

<杉並>
マトリョーシカ(公式サイト)
 新宿や上野、恵比寿の「マトリョーシカ」とは別。

<墨田区>
ベルーガ
 ・・・業平。

ラリサの店(URLなし)
 ・・・東京都墨田区千歳3-6-1。故水野忠夫先生が愛した店。

SKAZKA
 ・・・錦糸町。

シベリア
 ・・・錦糸町。SKAZKAのすぐ隣。

<世田谷>
ロゴスキー深沢カフェ
・・・駒沢大。公式サイトはこちら
 
サモワール
 ・・・池尻大橋。JR三軒茶屋付近

cafe vostok(URLなし)
 ・・・自由が丘、九品仏、奥沢。世田谷区奥沢6-20-1。

チャイカ(URLなし)
 ・・・等々力6−37−15。

<台東>
ラルース(公式サイト)
 ・・・浅草。老舗。

ストロバヤ
 ・・・浅草、田原駅付近。フランス風ロシア料理の店。

ボナ・フェスタ(公式サイト)
 ・・・雷門、田原駅付近。フランス風ロシア料理の店。

浅草マノス
 ・・・雷門。

<中央>
レストラン ろしあ亭
 ・・・日本橋、コレド室町3F。ぐるなびにクーポンあり

<千代田>
ろしあ亭
 ・・・神保町。公式ブログはこちら。ぐるなびにクーポンあり

<文京>
サラファン
 ・・・御茶ノ水の老舗。ワインが有名。ぐるなびにクーポンあり

海燕
 ・・・本郷。「海燕の歌」というのはゴーリキーの詩で、プロレタリア革命の到来を予言したものであるとされる。

ソーニャ(URLなし)
 ・・・小石川5-31-6。「アラジ」という珍しいデザートが食べられる。ロシア人も貴族料理と絶賛するらしい。

<港>
六本木バイカル
 ・・・スタッフ全員がロシア人。ニシン料理が評判。

ミンスクの台所
 ・・・六本木。ベラルーシ料理。サーロという、豚の脂身の燻製が評判。

他に何か情報があれば、御寄せくださると幸いですー。
いより

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「生の短さについて」セネカ

 どうも、ご無沙汰しております・・・。
後期授業が始まり、色々と慌てふためいているいよりです。
最近どうにも暇がない。心のゆとりがないというか、常に何かしていないと落ち着かないのです。無駄に予定を詰め込んでみたりしてしまう。

 たまにはゆっくり本でも読む時間が欲しい、と思い、以前神保町で100円にて購入したまま積んでいた「生の短さについて」を読んでみました。

 セネカって言うから、何となく難しそうかな? って身構えてしまったのですけど、読み始めたら意外とサックリ読める。話も簡潔でわかりやすい。ああ、そうかぁ、納得。よく文字で表してくれました! っていう、そんな感覚。何というか・・・俗っぽくないエッセイ?

 岩波文庫のは「生の短さについて」、「心の平静について」、「幸福な生について」、この3本がセットで1冊の中に収録されています。
 「生の短さについて」・・・1番大事なことをやりなさい、という話。持っている時間のうち、どれだけを浪費している? どれだけを他人の為に使っている?自分が大きな歴史の流れの中にいることを実感し、本によって過去から学びなさい。また、未来の死を恐れないようにしなさい。偉大で崇高な生き方をしなさい。
 「心の平静について」・・・不安であるから、落ちつかず、意味もないことに時間を浪費してしまうのである。自分を信じなさい。自分にとって、最も良い生き方をしなさい。物事の本当の価値を見極めなさい。まぁ、時には息抜きも必要だけれどもね。
 「幸福な生について」・・・快楽は徳に付随して発生するものであるから、快楽を求めるのではなく、徳を求める生き方をするべきである。「そういうお前は贅沢な暮らしをしているではないか」という批判があるが、そのようなことを言う人間は自分のことを顧みず、また言葉の真意を知ろうとしない、悪人である。「このような生き方をするべきだ」という哲学者自身もまた、そのように生きることを希求しつつ未だ完全には実行し得ない存在なのだ。

 セネカというのはストア派哲学者なのですけど、読んでいて何となく吉田兼好を思い出しました・・・。周囲をバカにしきった態度で、偉そうに厳しい人生論を語るわりに、実際の生活が合ってない。それはそれで、理屈っぽく説明しようとする。いや、好きですけど、彼らのそういうところ。
 「幸福な生について」で自分の生活が「質素・倹約」ではないことについて弁明している部分で、「私はすでに悪人たちの気に入らないところに達している。これは私が正しい証拠である」とか「大声を上げて徳を憎んだり攻撃したりするのは、結局は諸君の立派な希望を放棄することになるからである。諸君は私に何の損害も加えられず、祭壇を覆す者たちが、神々に何の損害も加えられないのと同じことになる」とか、もう、ツボすぎて。何だよこの理論! っていう。
 自分も小学校の頃とか周囲がバカにしか見えなかった時期があって(まぁ私も大概なバカですけど、相対的にね)、そういう時にこの本を読んだら何か変わったかもなー、と思ったり。
 もっと若いうちに読みたかった本の1冊(他にはヘッセの「車輪の下」とか)になったことは間違いないです。将来、子どもの手の届く場所に置いておきたい。私は、所謂「可愛くない」子ども大好きですので。

いより

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共済セミナー

どうも、いよりです。
大学生の方々は、そろそろ夏休みも終盤戦?
私は大学生初めての夏休みだったのですが、長いようで、あっという間でしたねぇ。ああ、まだ課題が終わってないよ・・・。

このまま無事に何事もなく夏休みが終わればいいのですけど、病気・事故などはいつ身に降り掛かるかわかりません。
でも大丈夫、学生総合共済に加入していれば安心! なんと夏休み期間中のトラブルでも保障が受けられるんです。
というわけで今回は、学生総合共済についてまとめてみます。

<学生総合共済、7つの特徴>
1. 少ない掛け金で大きな保障
2. 24時間、卒業まで保障
3. 学生にぴったりの保障内容
4. 一人暮らしに必要な保障
5. 病気・事故の予防提案活動
6. 学内の生協窓口で手続きが可能
7. 制度を改善、保障を充実

共済、というのは、共同して助け合う、という意味です。
学生総合共済は1980年、全国の学生組合員や保護者、生協の役職員の「学生みんなが健康で安全に大学生活を送ることができるように」、「もしもの時には経済的にも精神的にも支援ができるように」、「たすけあいの心を実感して社会に巣立ってゆけるように」、「ひとの気持ちを思いやれる人間になれるように」という4つの願いからスタートしました。
友達が病気になったり事故にあったりしたら、お見舞いに行きますよね? でも、逆に言えば、その程度のことしかできない。つまり、例えば治療代の負担をしてあげる、なんてことはできないわけです。
しかし、仲間を助けたいという気持ち、そしてもしもの時は誰かに助けて欲しいと思う気持ち、この2つが「たすけあい」の精神となって共済という制度を産み出すことで、実際に経済的・精神的に誰かを助ける、誰かに助けられるということが可能になるのです。

このように、共済は「たすけあい」の精神に基づいており、営利を目的としていないので、少ない掛け金で充実した保障が実現できます。保障といっても、単に給付金がおりるというだけではなく、24時間365日専門の相談員に相談ができる「学生生活無料相談テレホン」や「メンタルヘルス相談」なども充実しています。
それだけじゃありません、共済は「給付金申請を忘れたままにしていませんか?」という呼びかけまで行っているのです。

大学生活においては、様々なイベントがあります。その全てにおいて、例えば「通学中に事故にあったらどうしよう・・・」とか、「インターンシップ中に誰かに怪我をさせてしまったらどうしよう・・・」、「海外旅行でトラブルにあったらどうしよう・・・」とか考えていたら、何もできませんよね。「たすけあい」の精神で生まれた共済だからこそ、いつでも、どこでも、保障が受けられるんです。通学中、授業中、インターンシップ中、アルバイト中、国内旅行中、海外旅行中・留学、クラブ・サークル、スポーツ中、交通事故、自分の家・・・。

「学生どうしのたすけあい」を軸にしている共済は、死亡保障などはあまりありません・・・学生が学業を継続できることを目的としているので、その代わり、入院・通院・後遺障害などへの保障は充実しています。扶養者が亡くなった場合に備え、扶養者事故死亡特約も用意されています。

火災・水ぬれなどで損害を受けたり、盗難にあったり壊されたりした家財の保障、また過失による火災や水漏れ事故で大家さんから請求された法律上の損害賠償の保障も充実しています。一人暮らしにとって、これほど安心なことはないですよね。

共済の大きな特徴として、予防提案活動があります。病気や事故になったときに給付金が受けられるのも有り難いですけど、それよりも何よりも、まず病気にかかったり事故にあったりしたくないじゃないですか。
各大学生協で学生委員が主体となって、食生活相談会が開かれていたり、自転車やバイクの無料点検があったりすると思います。そういうのも共済の予防提案活動の1つなんです。

共済は、基本的には学内の生協窓口で共済の申し込み・相談、給付金の申請手続きなど全ての手続きができます。簡単!

共済が「学生どうしのたすけあい」の精神に基づいているということは先程述べました。つまり、共済は学生のニーズを反映しているということです。学生や父母の声を元に、病気・事故の実態を分析しつつ保障内容を改善し、学生組合員や保護者の期待に応えられる制度を作っているんですよ。
具体的には、かつてはバイク保障は特約だったのですが、今は普通の保障に含まれている、といったようなことですね。

最後に、よく間違われるのですが・・・付帯学総とは別物ですので。

そんなこんなで。
一応、共済推進員の資格を目指している者なので、何か疑問点とかあれば質問してくださると喜びます。

いより

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平成23年度富士総合火力演習 写真展

This gallery contains 29 photos.

どうも、いよりです。 総火演で撮ってきた写真をブログ記事に挿入しようとしたのですが、最早どれがどれって感じになってしまっているので纏めてここにアップします(twitterで呟いていたものより若干枚数が増えています)。 そんなわけで、もしかしたら順番が違うかも知れません。よかったらそれぞれ写っているのが何なのか教えていただけると泣いて喜びます・・・。 もしよろしければ、前段演習と後段演習もご覧ください。 あと、写真の表示位置が何故かおかしいですが、余り気にしないでください。原因が解明し次第、至急直します。 いやー、なんというか、酷い。 肝心なシーンは私が見入っちゃってて撮れてないし、そもそもあの場で携帯で写真撮っているやつなんて他にいませんでしたし。 みんな凄い高そうなカメラを構えて・・・発射する瞬間とかに合わせて連射して・・・凄いよなぁ。 とりあえず、そんなこんなで。 いより

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平成23年度 富士総合火力演習(総火演、そうかえん) 後段演習

前段演習の続き。と言っても、実質的にほぼノンストップです。写真展もご覧ください。

<11:30〜12:00 降段演習>

 <<航空偵察>>
  観測ヘリコプター(OH-1)
  遠隔操縦観測システム(FFOS)

 無人ヘリコプターって、だってラジコンじゃないんだからさ・・・あんなのを空中で自由自在に動かせるって、ただごとじゃないです。

 <<ヘリボン行動>>
  多用途ヘリコプター(UH-1)
  オートバイ(偵察用)
  対戦車ヘリコプター(AH–1S)
  戦闘ヘリコプター(AH–64D)
  輸送ヘリコプター(CH–47J)
  多用途ヘリコプター(UH-60J)
  軽装甲機動車
  高機動車

 ヘリコプターから人が出てきてバイクで走り去るとか、ヘリコプターに車が吊られているとか、そんな感じの色々。
 しっかし、よくあれだけのスペースにあれだけの人が入るよなぁ。近くで見ると凄く大きいんだろうけど(最後に間近で見れるらしいのだが我々は残念ながら行かなかったのでよくわからない、次回こそは見に行こう)、それにしたって狭いと思う・・・行き帰りの車の中ですら足が伸ばせなくてしんどいー、って音をあげていた我々なんかとは覚悟が違うぜ。流石、自衛隊。

 一人、バイクのエンジンかからなかった人いたんだよねー。あ、今のはオフレコ。

 さぁ、ここからが真骨頂だ!

 <<攻撃>>
 [偵察活動]
 87式偵察警戒車
 オートバイ(偵察用)

 [第一線部隊の攻撃(攻撃準備射撃、障害処理、前進支援射撃、普戦チームの攻撃、突撃支援射撃、突撃)]
  87式偵察警戒車
  オートバイ(偵察用)
  203mm自走りゅう弾砲
  155mmりゅう弾砲
  81mm迫撃砲 L16
  120mm迫撃砲 RT
  90式戦車
  74式戦車
  89式装甲戦闘車
  92式地雷原処理車
  79式対舟艇対戦車誘導弾
  87式対戦車誘導弾

 [戦果拡張]
  全装備

 何がヤバいって、もう何がどうなっちゃっているのか全くわからない、ひたすらノンストップで標的が攻撃され続ける爆音の交響曲。
 ちゃんと無線で連絡とりあっているのが会場に放送されて、映画みたいなんてヤワなもんじゃない、これは現実だ!
 皆で協力して仮想の敵を追いつめていくわけです。空に大量のヘリ、地に大量の戦車、私の脳内ではもうワルキューレが盛大に鳴り響くしかない。

 ヤバいよー、これ小学生の頃に見てたら絶対に人生違ったよ。総火演録画で見てみたいけど時間がない方は、せめてこの「第一線部隊の攻撃」部分だけは見て。無論、現地で見るに越したことはないと思いますがね。戦車が歌えば空気が歪む、これ比喩じゃないですよ!

 この後、<12:00〜12:30 音楽演奏>、<12:30〜13:45 ビデオ放映>、<13:00〜13:45 装備品展示>と続きます。この装備品展示までの休憩時間は、ニワカさんはここでお帰りくださいの意だと受け取ったので大人しく退却。見てもわからないのに見ても、ねぇ。いや、見たかったですけど。まぁ、しかし、そこまで詳しい人が一緒にいたわけでもなかったので・・・。

 全体を通して・・・ヤバい、すごい、それしか言えなかった。せっかく参加させてもらっておいて、これだけじゃ勿体なさすぎるし、何より自分が情けない。これからちゃんと勉強して、次に参加できる時までには、ある程度まで自分で理解できるようになる。絶対なる。それがいつになるか、そもそもあるのか、わからないけど。

 本当に良い経験させてもらいました。大学生最初の夏休み、色んなことがあったけど、最高のイベントでした。むしろ人生で最高のイベントでした。

 自衛隊の方々をはじめ、会場にいらっしゃった方々、中継で見られていた方々、見たかったのに見られなかった方々、その他富士総合火力演習に何らかの形で関わりのあった全ての方々、本当にありがとうございました。お疲れさまでした。
 ご縁があれば、またどこかで。願わくば、あの演習場で・・・!

いより 

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平成23年度 富士総合火力演習(総火演、そうかえん) 前段演習

富士総合火力演習

富士総合火力演習を見てきました!
いや、すごい。兎に角すごい。自衛隊すごい。
語彙も知識もないもので、「わー花火きれいー」とかと同様な感想しか持てないのですが、花火より総火演の方が楽しいよ、絶対。
また行きたいです。次回までにはちゃんと知識をつけて、何がどうすごいのか説明できるようになれるといいなぁ・・・!

以下、平成23年度 富士総合火力演習プログラム(パンフレットが入場受付のところで貰える)。

<8:10〜10:10 ビデオ放映、音楽演奏>

 まず、偉い方々が装甲車に護衛された黒塗り高級車で入場されるところからスタート。

 自衛隊紹介のビデオは、途中から音声が消えて会場の音声チェックになってしまう。音声チェックといっても、「本日は晴天なり、2番マイクチェック中」みたいなのから「こちら○○、××、支援願う」みたいな映画に出てきそうな台詞のから色々ある。おそらく、ビデオを本気で見せる気はない。

 音楽演奏の時間は、想像つくと思いますけど、トイレタイムと御土産購入タイムです。御土産も、結構テントが並んでいて楽しいよ。ここでしか買えない限定品もあります。お店をされているのは、どうやら自衛隊OB・OGの方らしい。

 ビデオ放送の前にも、6時半くらいから戦車や狙撃銃の練習みたいなのはされていて、突然戦車が鳴り響いた瞬間その場にいた観客ほぼ全員が飛び上がった。微動だにしなかったのは自衛隊の方々だけ、いやはや・・・。

 それと、会場には左右に大スクリーンがあって、そこにちょこちょこ生中継や解説が入るのですが、始まる前の一瞬「富士総合火力演習」と表示された文字の下に「ゆっくりしていってね!」という吹き出しが表示されたのを私は見逃さなかった。見逃さなかったぞ。

<10:10〜11:15 前段演習>
 <<遠距離火力>>
  航空火力・・・F−2
  特化火力・・・99式自走155mmりゅう弾砲
         203mm自走りゅう弾砲
         155mmりゅう弾砲 FH70

 F−2、マジ格好良いです。びゅーん、って雲の上に行っちゃって、スタンドからは全くみえないような場所から正確に標的を狙撃。最初から痺れた。

 あ、私はEスタンドというところに座っていたのですが、そこで正解だったと思います。というか、そこだけ列が出来ていたので、恐らくここが一番よく見えるところだったんじゃないかな?

 りゅう弾砲については、私の絶望的な知識不足故、何がどうなのかイマイチわかってません。ごめんなさい。しかし、やたら凄い技術力なのだけはわかる。数台の火砲で弾を発射して、空中で富士山の形にラインを描いたりするんです。

 あ、それから、特化火力が本気だしたら御殿場の演習場から伊東とか熱海の辺まで狙えちゃうらしいです。実感湧かないけど、相当ヤバそうだ・・・。

 <<中距離火力>>
  迫撃砲・・・81mm迫撃砲 L16
        120mm迫撃砲 RT
  誘導弾・・・79式対舟艇対戦者誘導弾(89式装甲戦闘車)
        87式対戦車誘導弾
        96式多目的誘導弾システム

 解説によれば、迫撃砲は、81mmだと4人、120mmだと6人で一台を扱うらしい。81mmの方は分解して人の手で移動させることができる。120mmのは車で引っ張って運ぶしかない(間違っていたら申し訳ないです)。

 誘導弾、測定するやつと発射するやつ2つに分かれているってことなのかな? どうにも仕組みを理解していないため、前者と比べた時のその凄さが実感できず。申し訳ない。

 <<近距離火力>>
  対人障害・・・指向性散弾
  対戦車障害・・・ヘリ散布地雷
  普通科火力・・・軽装甲機動車
          89式装甲戦闘車
          対人狙撃銃
          01式軽対戦車誘導弾
          96式装輪装甲車
          89式5.56mm小銃
          84mm無反動砲
          96式40mm自動てき弾銃
          110mm個人携帯対戦車弾
          06式小銃てき弾
          5.56mm機関銃(MINIMI)
          12.7mm重機関銃
  ヘリ火力・・・対戦車ヘリコプター(AH-1S)
         戦闘ヘリコプター(AH–64D)
  対空火力・・・87式自走高射機関砲

 指向性散弾は、何と言うか凄い。強い。
 一瞬にして、結構離れた位置に設置された目標の風船が全部割れた。あんなのに出くわしちゃったら、ひとたまりもないですよ・・・。

 ヘリ散布地雷、パラパラっと撒かれて「ああ、こういうもんなんだぁ」って思ったけど、気になるのはその処理方法。何かで爆発させるのかな?
 直ぐに処理しないのが、自衛隊の余裕だなぁ、って思う。だって、ちょっとでもズレてたらその後そこで色々とやるのに踏んじゃうかも知れないじゃないですか。そんなことは有り得ない、ってメッセージなんですかね。もちろん、本物の地雷を使ってないという可能性もあるのかも知れないけど、あの自衛隊がそんなことするとは思えないんですよね。
 というか、地雷って使ったらダメな兵器の1つだと思っていましたよ。普通に自衛隊でも使っているのかぁ。

 装甲車の色々な区別はよくわからないです・・・これはこれから調べなければならないな、と思っています。戦車ともまた違うみたいだしなぁ・・・。

 無反動砲、これも他の砲弾を発射するものと比較してどうなのかよくわかっていない。

 銃に関して、またまたこれもその違いがよくわからなくて申し訳ないのですけど、一番衝撃的だったのは、遠く離れた位置にある車のイラスト、そのドライバーの顔部分が1発で正確に射撃されたこと。音としてはこれまでの色々と比べれば全くと言って良いほど静かなのに、何故か背筋が凍るような恐ろしさを感じた。

 ヘリから射撃しても、ちゃんと標的に当たるって凄くないですか? これも私が対戦車ヘリと戦闘ヘリの細かい違いとかがわかっていなくて、どうにも・・・。

 戦車と自走高射機関砲の違いもよくわかってない・・・火砲は発射してすぐ着弾しちゃうやつと、「だんちゃーく、いまっ!」ってのがあるのとは何となく理解したのですが、その精度とか威力の差っていうのは、何も知らずに総火演を見ているだけだとなかなか実感できない。

 <<空挺降下>>
 自動索降下
 自由降下

 雲が厚かったため実施されず。残念。

<11:15〜11:30 音楽演奏>

 またしても休憩時間。興奮冷めやらず恍惚状態でした。

こんな感じで前段演習は終了。勉強すべきことがまだまだ沢山あるなぁ・・・どっから手をつけたものかな。

後段演習 に続きます。写真展もご覧ください。

いより

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購入予定図書

自作自演アフィリエイト用購入予定図書一覧。


[地学のガイドシリーズ] 東京都 地学のガイド―東京都の地質とそのおいたち
貝塚 爽平 (監修), 東京都地学のガイド編集委員会 (編集)


東京の自然史 (第2版)
貝塚 爽平


NPO入門
山内 直人


黒騎士物語
小林 源文

とりあえず、ここまでのは今日中にでも注文する。
以下のは近いうちに購入予定。


有閑階級の理論
T. ヴェブレン, 小原 敬士 (翻訳)


沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史
佐野 眞一


『タブー』の世界地図帳〈09年版〉―世界の見方が変わる地図事典
世界情勢を読む会


世論 <上>
W.リップマン, 掛川 トミ子 (翻訳)


人口論
マルサス, 永井 義雄(翻訳)


公共事業をどうするか
五十嵐 敬喜, 小川 明雄


生きる意味―「システム」「責任」「生命」への批判
イバン・イリイチ, 高島 和哉 (翻訳), デイヴィッド・ケイリー


オメガ7―自衛隊特殊部隊
小林 源文

誰か、お金と時間をください(切実)。

いより

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リコリスが食べたい

唐突ですが、リコリスが食べたいんです。
特にこれ

フランスの菓子なのですが、どうにも東京で見当たらない。
六本木の明治屋と成城石井・・・池袋の成城石井・・・いくら探しても、ない、ない、ない!

六本木の成城石井でやっと見つけたのが、これなんですけど

どうも求めていた味ではないなぁ、と・・・。

リコリスっていうのは、もっと固くて、辛くて、クセがあって、スーっとするものなんですよ! 日本名で甘草、仁丹の中身の一部だっていうととイメージしやすいです?
これは、最初に糖衣のスミレ味がして、暫く舐めていると謎の無味になり、仕方なしに噛むとリコリスの味はするんですけど・・・あの爽快感? やみつき感? みたいなのがないんですよねぇ。

はぁ・・・リコリス・・・どこで手に入るんだろう・・・。
東京で売っているところを御存知の方がいらしたら、教えていただけると幸いです。

いより

[追記]
舐めずに普通に齧ったら美味しかった。
あと、中身はこんな感じです。可愛ええ。

スミレ味というと、ウィーンのこれを思い出しますね。
スミレ味っていうか、まんまスミレですけど。

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