このブログの仕組みに慣れる為にも、早速、先日読み終わったばかりの本の紹介をば。
・・・最初から「戦争」だなんて、何かすみません。あぁっ、ドン退かないで!!
私、ミリタリーとか全くわからないんです。
つい最近なんですけど、友人の影響で戦争映画を観だして(映画についても、そのうち紹介しますね)。
深いなぁ、格好良いなぁとは思いつつ、知識が足りない所為で理解できないことが多々あり・・・。
例えば「プラトーン」の村の襲撃シーン。「一個連隊を養えるだけの米があった」って台詞(細かくてすみません)があるのですが、「一個連隊」って、つまり、具体的に何人ぐらいなのよ?
他にも武器名、M-14とかAK-47とか何となくは聞くんですけど、その違いがわからない。
それから階級。「鋼の錬金術師 」読んでましたけど、結局、どれが上か下かとかって、最後までハッキリと覚えられなかったんですよね・・・。
本書より引用
ある時、映画館で高校生達が大尉と少佐がどちらが偉いのか分からないらしいのを見て驚いたが、このぐらいの知識もないとなると、単に戦争映画が観賞できないどころか、外国の小説も新聞も読めなくなるし更には国際社会で大恥を掻くことにもなりかねない。
うー、ごめんなさい!
でも、私だけじゃないってわかって、ちょっと安心したかも・・・。
この本は、「戦争」という、考えてみれば何だか漠然としているものを、
「国防」「軍隊」「兵隊」「陸軍」「海軍」「空軍」それぞれの視点から眺めるための、基本的な知識を提供してくれます。
そこから導かれる、現在の「戦争」についての分析と未来の「戦争」についての考察。
そして最後に「自衛隊」・・・。
何というか、いかにもなタイトルにも拘らず、書かれていることは全く「マニア臭さ」が感じられません。
「九条なんて改正するべきだ」なんていう右翼っぽい本でもない。
淡々と述べられているのは、本当に基礎的な知識。つまり、「常識」。
ですので、誰しも読んでおいて損はないと思います。
特に私みたいな「軍隊とか兵器とか、ちょっと興味があるけど全く知識がない」という方には、この本は絶対にオススメです!
先に挙げたような初歩的な疑問は、この一冊で全て解決できます。
他にも歴史が好きな方とか(勝手なイメージなんですけど歴史好きな方って戦争好きな感じするんですよね)、現代社会や未来社会に興味がある、という方にも是非。
歴史的な戦闘方法や武器の変遷とか、イージス艦や核戦争の可能性などに関しての話題も充実しているので。
こんな知識があれば、考えがより深まること間違い無しです!
個人的に一番タメになったのは、「徴兵制」と「志願制」の違い。「志願制」は不公平だっていうのも一理あるんですが、「志願制」ならではのメリットがあったりもするんですね。
ちょっぴり知識が深まったところで、時間ができたら、もう一度DVDを見直そうかな?
新しい発見がありそう・・・。
というわけで、「戦争の常識 (文春新書)」の紹介でした!
本の紹介というよりは、むしろ宣伝みたいになっちゃいましたが・・・。
どうにも感想って、うまく書けないんですよねぇ。
これから頑張って、上手になりたいです!
・・・なります!
いより