平成23年度 富士総合火力演習(総火演、そうかえん) 前段演習

富士総合火力演習

富士総合火力演習を見てきました!
いや、すごい。兎に角すごい。自衛隊すごい。
語彙も知識もないもので、「わー花火きれいー」とかと同様な感想しか持てないのですが、花火より総火演の方が楽しいよ、絶対。
また行きたいです。次回までにはちゃんと知識をつけて、何がどうすごいのか説明できるようになれるといいなぁ・・・!

以下、平成23年度 富士総合火力演習プログラム(パンフレットが入場受付のところで貰える)。

<8:10〜10:10 ビデオ放映、音楽演奏>

 まず、偉い方々が装甲車に護衛された黒塗り高級車で入場されるところからスタート。

 自衛隊紹介のビデオは、途中から音声が消えて会場の音声チェックになってしまう。音声チェックといっても、「本日は晴天なり、2番マイクチェック中」みたいなのから「こちら○○、××、支援願う」みたいな映画に出てきそうな台詞のから色々ある。おそらく、ビデオを本気で見せる気はない。

 音楽演奏の時間は、想像つくと思いますけど、トイレタイムと御土産購入タイムです。御土産も、結構テントが並んでいて楽しいよ。ここでしか買えない限定品もあります。お店をされているのは、どうやら自衛隊OB・OGの方らしい。

 ビデオ放送の前にも、6時半くらいから戦車や狙撃銃の練習みたいなのはされていて、突然戦車が鳴り響いた瞬間その場にいた観客ほぼ全員が飛び上がった。微動だにしなかったのは自衛隊の方々だけ、いやはや・・・。

 それと、会場には左右に大スクリーンがあって、そこにちょこちょこ生中継や解説が入るのですが、始まる前の一瞬「富士総合火力演習」と表示された文字の下に「ゆっくりしていってね!」という吹き出しが表示されたのを私は見逃さなかった。見逃さなかったぞ。

<10:10〜11:15 前段演習>
 <<遠距離火力>>
  航空火力・・・F−2
  特化火力・・・99式自走155mmりゅう弾砲
         203mm自走りゅう弾砲
         155mmりゅう弾砲 FH70

 F−2、マジ格好良いです。びゅーん、って雲の上に行っちゃって、スタンドからは全くみえないような場所から正確に標的を狙撃。最初から痺れた。

 あ、私はEスタンドというところに座っていたのですが、そこで正解だったと思います。というか、そこだけ列が出来ていたので、恐らくここが一番よく見えるところだったんじゃないかな?

 りゅう弾砲については、私の絶望的な知識不足故、何がどうなのかイマイチわかってません。ごめんなさい。しかし、やたら凄い技術力なのだけはわかる。数台の火砲で弾を発射して、空中で富士山の形にラインを描いたりするんです。

 あ、それから、特化火力が本気だしたら御殿場の演習場から伊東とか熱海の辺まで狙えちゃうらしいです。実感湧かないけど、相当ヤバそうだ・・・。

 <<中距離火力>>
  迫撃砲・・・81mm迫撃砲 L16
        120mm迫撃砲 RT
  誘導弾・・・79式対舟艇対戦者誘導弾(89式装甲戦闘車)
        87式対戦車誘導弾
        96式多目的誘導弾システム

 解説によれば、迫撃砲は、81mmだと4人、120mmだと6人で一台を扱うらしい。81mmの方は分解して人の手で移動させることができる。120mmのは車で引っ張って運ぶしかない(間違っていたら申し訳ないです)。

 誘導弾、測定するやつと発射するやつ2つに分かれているってことなのかな? どうにも仕組みを理解していないため、前者と比べた時のその凄さが実感できず。申し訳ない。

 <<近距離火力>>
  対人障害・・・指向性散弾
  対戦車障害・・・ヘリ散布地雷
  普通科火力・・・軽装甲機動車
          89式装甲戦闘車
          対人狙撃銃
          01式軽対戦車誘導弾
          96式装輪装甲車
          89式5.56mm小銃
          84mm無反動砲
          96式40mm自動てき弾銃
          110mm個人携帯対戦車弾
          06式小銃てき弾
          5.56mm機関銃(MINIMI)
          12.7mm重機関銃
  ヘリ火力・・・対戦車ヘリコプター(AH-1S)
         戦闘ヘリコプター(AH–64D)
  対空火力・・・87式自走高射機関砲

 指向性散弾は、何と言うか凄い。強い。
 一瞬にして、結構離れた位置に設置された目標の風船が全部割れた。あんなのに出くわしちゃったら、ひとたまりもないですよ・・・。

 ヘリ散布地雷、パラパラっと撒かれて「ああ、こういうもんなんだぁ」って思ったけど、気になるのはその処理方法。何かで爆発させるのかな?
 直ぐに処理しないのが、自衛隊の余裕だなぁ、って思う。だって、ちょっとでもズレてたらその後そこで色々とやるのに踏んじゃうかも知れないじゃないですか。そんなことは有り得ない、ってメッセージなんですかね。もちろん、本物の地雷を使ってないという可能性もあるのかも知れないけど、あの自衛隊がそんなことするとは思えないんですよね。
 というか、地雷って使ったらダメな兵器の1つだと思っていましたよ。普通に自衛隊でも使っているのかぁ。

 装甲車の色々な区別はよくわからないです・・・これはこれから調べなければならないな、と思っています。戦車ともまた違うみたいだしなぁ・・・。

 無反動砲、これも他の砲弾を発射するものと比較してどうなのかよくわかっていない。

 銃に関して、またまたこれもその違いがよくわからなくて申し訳ないのですけど、一番衝撃的だったのは、遠く離れた位置にある車のイラスト、そのドライバーの顔部分が1発で正確に射撃されたこと。音としてはこれまでの色々と比べれば全くと言って良いほど静かなのに、何故か背筋が凍るような恐ろしさを感じた。

 ヘリから射撃しても、ちゃんと標的に当たるって凄くないですか? これも私が対戦車ヘリと戦闘ヘリの細かい違いとかがわかっていなくて、どうにも・・・。

 戦車と自走高射機関砲の違いもよくわかってない・・・火砲は発射してすぐ着弾しちゃうやつと、「だんちゃーく、いまっ!」ってのがあるのとは何となく理解したのですが、その精度とか威力の差っていうのは、何も知らずに総火演を見ているだけだとなかなか実感できない。

 <<空挺降下>>
 自動索降下
 自由降下

 雲が厚かったため実施されず。残念。

<11:15〜11:30 音楽演奏>

 またしても休憩時間。興奮冷めやらず恍惚状態でした。

こんな感じで前段演習は終了。勉強すべきことがまだまだ沢山あるなぁ・・・どっから手をつけたものかな。

後段演習 に続きます。写真展もご覧ください。

いより

About Morimoto Iyori

東京暮らし1年目の大学生です。 岡山出身。古典文学好き。地理学専攻予定。 読んだ本、日常生活で発見したことなどを書き綴ってゆく予定です。
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